[文化ニュースMHN李ウラム記者]

最近夏の天気となり,人々が薄着になる中,本格的な夏を前に,体型管理のためダイエットに突入する人が増えている。 これは露出の季節を前に,海辺やプールなどで,健康美のある体つきになるためだ。

そして多くの人がたゆまぬ運動と食事療法などで管理しているが,食事を節制して規則的な生活を維持することは簡単ではなく,意志が弱く元に戻ってしまいダイエットに失敗する場合が多い。

また,このような一般的なダイエット方法だけでは体重減量はもちろん,全体的なボディーラインを望む形にするのに限界があるのは事実だ。そして最近,体型管理など自己管理に積極的な人々の間では,脂肪吸入などの医療サービスが代案として浮上している。DI整形外科のチョン·ヨンイク院長に脂肪吸入について質問した。

Q.  一般的なダイエットの限界点と脂肪吸入を検討する理由

A.  運動や食事療法など,一般的なダイエット方法を試みた際,体重は減量されるように見えるが,脂肪細胞の数自体が減るわけでは無く,大きさだけが小さくなるため,管理が疎かになった瞬間,いつでも戻る現象になりやすい。一方,脂肪吸入は脂肪細胞自体を吸入し,体外に排出させることで,戻る現象も無く,より根本的な体重減量や体型管理の効果が期待できる。

Q. 脂肪吸入手術はどのような方式で行われるか

A. 脂肪吸入術は,皮膚の下の脂肪組織を吸入して体外に排出させる手術で,全体あるいは望む部位を選択して脂肪組織を除去することができる。 手術は3mmの切開部分から微細ケニュラを挿入した後、脂肪組織を吸入する方式で進められる。 部位別に腹部脂肪吸入,太もも脂肪吸入,腕脂肪吸入など,多様に分けられ,皮下脂肪にある脂肪細胞を直接吸引する方式なので,当該部位のサイズを減らし,ラインを改善する効果が期待できる。

Q.  手術後注意事項や管理時に留意すべき点は

A. 手術後は,腫れとあざを最小化し,望むラインがしっかりと定着するよう腹帯などの補正下着の着用を勧める。 補正下着は施術の部位ごとに違いはあるが、2~6週間ほど着用するのが良い。 また,回復期間には個人差があり,手術部位や範囲によって異なるが,軽い痛みとあざ,腫れが表れるが、,ほとんど消失する。

Q.最後に脂肪吸入を考慮している人に助言するとしたら

A.脂肪吸入は,手術過程が比較的簡単に見えるが,個人の皮膚状態,脂肪分布,全体的なボディーラインなどを総合的に考慮して手術が行われなければならないだけに,脂肪吸入手術に対する十分な経験とノウハウを備えた医療陣をもってこそ,レベルの高い手術への満足度が期待できる。

一方,医療陣との相談を通じて,細密な手術計画を立てないまま無理な量の脂肪吸入をする場合,肌がでこぼこになったり,窪みが現れる可能性があり,ひどい場合,血腫や膓液腫,時には塞栓症など深刻な合併症を誘発する可能性があるので注意が必要だ。